死亡保険とは、万が一の場合に一定の保険金が遺族または特定の関係者 (保険金受取人)がお受け取りいただける保険です。また、加入者が病気やケガで死亡または高度障害になった場合に、保障されます。国内での加入世帯数は約90％と、需要も非常に高くなっています。
主に一生涯にわたり保障が続く終身タイプや一定期間を保障する定期タイプがあり、目的によって使い分けます。「死亡保険」の種類とそれぞれの特徴をご紹介いたします。
終身死亡保険
終身保険は、一生涯の死亡保障を特長とする生命保険です。一生涯の死亡保障があるため、お葬式代として活用されることが多い生命保険です。
また、解約返戻金と呼ばれる解約時に払い戻されるお金があるのが一般的です。
終身保険を上手に利用すると税金面、保障をしながらお金を貯めていけるなど多くのメリットがあります。
保険料の払込期間が満了した後の保障内容を豊富な商品から、お客様のライフプランやご予算に合わせてお選びいただくことができます。
収入保障保険
収入保障保険は、死亡・高度障害時に、契約期間満了時まで毎月定額の年金を受け取れる死亡保険です。
万一の場合に、保険金を一括で受け取らずに、分割して決められた金額を年払いや月払いで受け取ることができます。仕組みは、定期保険の死亡保険金を分割して受け取るものです。
遺されたご家族は、お給料のように毎月の生活費を受け取れることが出来るため、お子さまがいるご家庭にお勧めです。
定期死亡保険
定期死亡保険は、一定の保障期間がある保険です。保障期間は自分で設定できる場合もありますが、5年や10年を1区間とするものが多いです。
5年や10年を1区間として、満期時に更新をしたり保障額を見直したりします。満期時や途中解約した際の解約返戻金がない、若しくはごく僅かなため、その分保険料は割安になっています。
定期死亡保険は、限られた期間内に安価で大きな保障を得たい場合に役立ちます。そのため、子供が生まれてから成人するまでの限られた期間の生活保障として最も力を発揮します。
特定疾病保障保険
特定疾病保障保険とは、長らく日本人の死因ワースト3を占めてきた三大成人病・「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」になったときの医療費に備える保険です。
三大成人病で保険会社の定める所定の状態になった場合に、請求により、生きているうちに死亡保険金と同額の「特定疾病保険金」が受け取れます。
また、三大成人病による保険金の支払事由が発生しないまま、死亡した場合や高度障害になった場合でも同額の保険金を受け取ることができます。
一般に特定疾病保障保険は、日本人の死因のワースト３をカバーする保険であり、万一の時に有効なものといえます。なお、名称については、「特定疾病保険」「三大疾病保障保険」「重大疾病保障保険」などと呼ばれることもあります。
養老保険
養老保険とは、保険期間は一定期間で終了しますが、保険期間満了時に生存していた場合には受け取れる貯蓄性のある生命保険です。
また保険期間が満了時に、所定の条件を満たせばご契約を更新することも可能です。
養老保険は、貯蓄性があるという特徴から、将来的に老後資金の準備が必要な場合やお子様の大学進学資金が必要な場合など、将来に向けた計画的な資産づくりの手段としても役立てられる保険といえます。
引受緩和型終身保険
引受緩和型終身保険は、保険は、健康上の理由（持病・既往症）などで通常の保険にご加入いただけない方が一生涯にわたり死亡保障を持つことができるよう設計された終身保険です。
過去に入院や手術の経験があったり持病を抱えていたりして、健康に不安のある方も所定の告知項目に該当しなければ加入できる可能性があります。
健康状態の告知内容を限定することで、持病や過去に病気をしたことのある人でも加入しやすくできるよう設計されています。
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